カリンの収穫 ~数との出会い~
DATE
2018.11.5
園庭には、梅、柿、りんご、どんぐりと、実のなる木がありますが、毎年たわわに実をつけるのはカリン。6月頃から黄緑色の実を付け、しだいに黄色に変化していく様子を見ながら秋を迎え、11月にはいるといよいよ収穫です。
毎年、年長組全員で収穫し、先生たちがスライスして砂糖漬けにします。一年おくとカリンシロップが出来上がり、毎年公会堂で12月に開催する年長組のオペレッタの際に、きれいな声になりますようにと、喉によいカリンジュースにしていただくのが恒例に。
今年のジュースは昨年度の年長組が収穫したカリンです。10個ずつのかたまりにして数を数えていきました。子どもたちと数との出会いです。年長組ともなると、数への興味関心も高まり、生活の様々な場面で数えるということを体験します。その様子を見ているのは小さい組の子どもたち。収穫は年長組しかできないのですが、その様子は年少組から見ています。
その翌週、園庭に出た年少組が、拾った柿の葉をベンチの上に並べ始めていました。年長組さんがしているのと同じように。子どもたちの学びの中で、「見る」ということは大切だと、改めて感じた一コマです。