父の日の今日、創立以来続けてきた日曜参観日を今年度も無事に行うことができました。日頃はお母様方が多い参観日ですが、日曜日に設定し、できれば多くのお父様方にも参加いただきたいと開催している年に一度の日曜参観日。コロナ禍であっても子どもたちの育ちは留まることなく、幼稚園という子どもにとって初めての学校生活の中で、先生や友だちとどのように関わり、先生が子どもたちにどのような言葉をかけ、一人ひとりの子どもが安心して信頼して生活しているのか、その様子を親として見ていただくことが目的です。もちろん、親が園にきてくれることを一番に喜んでいるのは子ども自身。

今年度も、保護者の出入口と、学年の活動時間帯、各クラスの活動場所等、すべて重ならないようにすべてずらして計画し、満３歳組は三歳専用のお庭での戸外活動、年少組は制作あそび、年中組は凧を作り戸外で親子凧揚げ、年長組は園周辺の地域を歩くフィールドワークと、それぞれの学年で滞りなく実施することができました。園全体の活動でしたが混雑することもなく、我が子との園での時間をそれぞれが楽しんでいる様子を目にすると、幼稚園は子どもだけが通うところではなく、親子で楽しみ、親も新たな出会いと気付きを持ちながら人との関わりを子どもを通してしていくことで、子どもの成長発達には欠かすことができない空気を醸成していくことができると感じる時間でもあったように思います。そのことを、すべての保護者の方が感じていく中で、我が子だけではなく園の子どものことを、日本の子どものことを、世界の子どもの育ちを祈り、願い、人間がよく生きることができる社会を、大人自身がよい人として生きることで、構築していくことができると信じています。