お母さんからの魔法の言葉
DATE
2018.7.26
昭和45年度から始まったお泊り保育。今年も年長組50名が参加。その子どもたちの顔を見ながら、あの子も、あの子も入園当初は泣いて泣いて泣いてばかりいたのに、いつの間にかこんなにりりしい顔つきになったなと時間を巻き戻しながら、子どもたちの大きな成長を感じる行事の一つがこのお泊り保育。お友だちと一緒に、電車でお出かけをし、幼稚園で夕食を食べ、打ち上げ花火を楽しみ、先生からお守りをもらって、それを枕の下に入れて布団に入る子どもたち。教職員は、安全第一、気を引き締めて過ごす一昼夜となりますが、朝、子どもたちが一人で宿泊することができた喜びを身体いっぱいに表している顔を見る時が最も嬉しい時に。
この女の子もよく泣いていたのに、泊まることができたなと思い「〇〇ちゃん、大きくなったね。一人でお泊りできたのね。」と声をかけると、「お母さんがね、寂しくなったらポケットに手を入れなさいって、うさぎさんが守ってくれるよ、って言ってたから寂しくなかったよ。」と笑顔で答えてくれました。お母さんの魔法の言葉に、思わず涙が出たのは大人のほうでした。