教員の記録から
DATE
2017.12.14
3歳の子どもたちの影。担任が撮影した1枚の写真。子どもの後姿や影を撮影することが好きらしく、様々な気づきをもらうことが多くあります。
わずか3歳の子どもが一列に並んでいることにも、大きな成長を感じるのですが、おそらくこの担任は、子どもたちに影の存在とその面白さ(自分が歩けばその影もついてくるということ)をささやいたにちがいありません。
科学的に語るのではなく、「面白いね。」とささやくことが大事なこの時期。子どもたちが他者を通して自分自身を感じていく中で、影の存在を知り、その面白さを感じていく…。
成り立ちや正解を教えるのではなく、まずその面白さに気づいていくことで、不思議な世界への興味関心が生まれる幼児期。寒さが厳しくなってきても、毎日外へ出かけ、冷気を感じ肌を鍛えている子どもたちの生活が、何より大切な学びであることを大人は忘れずにいたいと思う一枚の写真。