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考える力が見える時

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考える力が見える時

4歳の子どもが粘土で夢中になって遊んでいます。
小さく丸めた粘土をいくつもいくつも作って、型抜きをしたうさぎや蝶の上にのせていたので、側へ寄っていくと、「園長先生、これね、ぶどうパンなの。」と説明をしてくれました。そうか、この小さい丸い粒粒はぶどうの粒なんだとわかり、「先生もぶどうパン食べたいから、パンが焼けたら教えてね。」と、その子に伝えると、笑顔でうなずきながら、また黙々と小さな丸をいくつもいくつも作っていました。この子は頭で考えながら遊んでいることがよくわかります。ただたんに粘土を丸めているのではなく、ぶどうの粒をたくさん作って、それがパンになることを考えながら作っています。子どもたちの考える力の大きさに、この小さな粘土の粒から学んだ瞬間でした。

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