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『子どもの描く絵から感じること』~今年もわくわく幼稚園が無事に終わりました~

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子どもたちが描く絵から、日ごろ私たちは様々なことを学びます。子どもが何を考えているのか?集中して筆を動かす子どもの姿に、楽しそうに色付けをする子どもの姿に、その過程からも様々なことを教えられます。この「あじさい」の絵は、3歳から4歳になる年少組の子どもが墨で描き、クレヨンで色付けしたものですが、大切なことを教えられる一枚に。まだ3歳、まだ4歳が描くものは「自分が好きなもの」なのですが、家族の顔や、自分のマークを描く子、好きな食べ物を描く子、大好きな乗り物や動物を描く子等様々ですが、この子どもが描いたのは「あじさい」。子どもたちに身近な花と言えばちゅうりっぷや、園のシンボルであるひまわりが一般的にイメージしやすい花なのですが、なぜ「あじさい」?と。園庭にも植えてはいますが、年少組の子どもたちが日ごろ目にする場ではない場所に咲いており・・・、どうして?と思っていたのですが、この絵を見たお母様からのお手紙にこんなエピソードが。『力強くカラフルなあじさいの絵。一昨年植えた小さなあじさいが、今年はぐんと大きく生長し、遊び部屋からよく見えるようになっていました。毎日のように「いつ咲くのかな?」「今日もまた咲いたね。」と日課のように話していました。それが心に残っていたのでしょうか。「お母さんお花好きだからね。」と絵を見ながら話してくれました。少しジーンときましたが、余韻にひたる間もなく、手を引かれ・・・・・』と。日常の何気ない会話が、子どもたちの成長にとても大切なものであることを教えてくれるエピソードですし、お花が好きで、よく手入れをしているこの母親の姿を子どもはよく見ていることなど、親の何気ない姿に、会話に子どもたちがとてもよく心を動かしていることを教えてくれます。子どもを育てるということは、日々の何気ないやり取りを大切にし、それを積み重ねていくことであって、特別なことをすることではないことを「あじさい」の絵から学んだ私です。

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