幼稚園生活を始めたのは子どもだけではなく、子どもが入園したことにより、幼稚園を核にしてお家の方々も幼稚園ライフを楽しんでほしい！と願い、保護者の皆さんの様々な体験教室を実施。『コロル』とは、スペイン語で色のこと。いろんな色を楽しんでほしいとの願いから、名付けた子育て支援室の名前。今年度の第1回目は、青森県の南部地方に伝えられる『菱刺し』に挑戦！講師は、千葉学園高等学校で生活文化科の講師をしていらっしゃる橋本先生。先生自身も千葉幼稚園の卒園児さん。津軽地方に伝わる『こぎん刺し』との違いは、差し目の数え方。菱刺しは、規則的に偶数の目を数えて刺すのですが、こぎん刺しは奇数の目を数えて刺していくとのこと。最近はモダンな作品も多く、千葉学園高等学校の生徒たちも現代に生きる素敵な作品作りをしています。

さあ、ママたちもチャレンジ！と始まったこの時間。二時間ほどの時間でしたが、その大半はシーンと静まりかえり、ＢＧＭで流れていたボサノヴァの曲だけが聞こえてくるほど。関東地方からお引越ししていらしたママは、「八戸に来て、その地方の文化に触れることができて楽しかった」との感想を。日頃は子どもたちや家族のために時間を費やすママたちも、この時間は自分だけの、自分のための貴重な時間だったと満足していらっしゃいました。ちょっとしたことでリフレッシュ。美しいこと、美しいものを自身の手で作り上げていき、それを目にした子どもたちが綺麗だなって感じることが、子どもたちの美に対する第一歩に。手を動かし、心を動かすことを、何気ない生活の中で体験していきたいなと思った時間でした。