幼稚園生活も残すところあと１４日となった年長組。数日前の参観日にお家の方に披露した「ハンガリー舞曲第５番」を様々な楽器を選びながら、小さい組さんの前で演奏することを喜んでいる様子です。ハンガリー舞曲はとても難しい曲ですが、音づくりに挑戦した年長組。鈴、タンバリン、カスタネット、トライアングル、木琴、シンバル、大太鼓、小太鼓の中から自分がやってみたい楽器を選び、ひと月あまり取り組んできました。ねらいはお家の人に披露するのではなく、皆と一緒に取り組むことで一つの音を創り上げていくその過程を体験すること、そして、演奏することが楽しくなるということにあります。

参観日後の生活の中で「先生、私も指揮をやってみたいんだけど。」と先生の真似をして指揮を始めた子どもたち。先生たちは指揮を教えたことはないのですが、子どもたちは本当によく見ていたようで、曲に合わせて小さな指揮者が素敵な音を創り上げていきます。それぞれの楽器を奏でる時にはその楽器の方を向いていたり、指先を動かしたりと。曲が終わると満足げな顔をしながらも「あ～疲れた！」という言葉が飛び出し、真剣に取り組んだ様子です。年度末、幼稚園教育のまとめの季節です。