毎月一度は必ず避難訓練を実施し、「物の備え、心の備え」を怠ることなく準備をしていますが、年に一度は園内外の方々と共に避難訓練を行っています。本来ですと9月1日の防災の日に行うはずでしたが、コロナ禍のために11月に持ち越してしまった訓練。お隣の社会福祉法人りんごっこ寿楽荘さんと向陵高等学校との３団体で合同避難訓練を実施計画しているのですが、今回も向陵高等学校の生徒さんと年長組の合同訓練に。幼稚園の避難場所は第一中学校ですが、練習だとはしても幼い子どもを連れてそこまで歩いて逃げることは考えがたく、高校生と一緒に避難場所まで歩く練習としてその周辺まで歩くだけですが、それでも高校生にとっても、子どもたち双方にとっても大切な心の備えとなります。高校生には「もし、これが本当に災害時であったなら、子どもたちは何かを察して今日のように黙々と歩くのではなく、泣いてしまう子が多いでしょう。でも大丈夫と笑顔で励まし続けることをしてほしい。あなたたちが泣いてしまうと子どもたちを不安にさせるだけだから。」と幼児の特徴である大人の存在を伝えつつ、子どもの命を守ることを高校生にもお願いしました。子どもたちも高校生も皆真剣に、互いの心の備えをした避難訓練になりました。