子どもの表現
DATE
2021.2.3
千葉幼稚園の子どもたちは皆とても素敵な子どもたちですが、毎年節分にはやはりたくさんの鬼がきます。「心の中の鬼を追い出す」と、3歳なら3歳なりに、4歳なら4歳なりに、5歳なら5歳なりに自分というものに向き合い、自分の中の鬼に対峙しながら、新たな自分に生まれ変わるために豆をまくように思います。
「鬼なんてやっつけてやる!」と新聞紙で豆を作り、準備万端、「鬼退治だ!」と先生と一緒に気合を入れた子どもたちですが、どんなに「鬼なんていないよ!」とは思っていても、いざ鬼が表れると様々な表情が見られます。必死な顔で鬼に豆をぶつける子、手持ちの豆がなくなり後ずさりしていく子、泣き出す子、泣かないぞ!という気持ちと戦いながらも涙する子、毎年節分の日に見られる子どもたちの顔に、表情に、これから大きくなっていくために必要な、目には見えないものの存在の意義を考えさせられます。1枚目は泣いてはいけないと頑張っても涙がでてきた男の子の表情、もう1枚は、鬼が山へ逃げ帰った際の二人の表情です。仲良しの二人の手を見ると、しっかりと手を握りあっていました。お友だちがそばにいることが、自分にも大きな力と自信を与えてくれるのかもしれません。大丈夫、さあ、次もチャレンジしていこう!そんなことを感じた瞬間でした。