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「よくみる よくきく よくする」 ~羽仁もと子先生の偉大さ〜

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「よくみる よくきく よくする」この言葉は、当園に縁のある教育者羽仁もと子の有名な言葉ですが、なぜこの順番なのか?「よくきく」が先ではなく、「よくみる」が先なのか?幼児教育に携わるようになり、この言葉を頻繁に耳にするようになってからの疑問です。しかし、この写真を見た瞬間、ああやはり「よくみる」ことが先なのだと確信しました。

この場面は、鈴を持った子どもたちが一人一人歌うという場面であり、自分の番がくるのを楽しみに待っている場面です。子どもたちが実によくお友だちを見ていることがわかります。他にも数枚同じ場面の写真がありますが、どの子も歌っているお友だちをよく見ていました。

羽仁もと子が、なぜ「よくきく」の前に「よくみる」という言葉を置き、「よくする」よく生きる、そしてよく行動するために必要なことが「よくみる」ことであり、その後に「よくきく」ことがついてくることがわかっていたのか?偉大な教育者のその偉大さを感じた時ともなりました。教育の現場を写真で写しただけなのですが、写っていたのは子どもたちだけではなく、その背後にある教育の神髄までが写されていたのでした。真を写す、それが写真。

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