「息子を生んでくれてありがとう!」
DATE
2017.3.4
あるお母様が登園するなりこんな言葉を。「昨日、主人がお父さん委員会から帰ってきた時に、私にむかって、『息子を生んでくれてありがとう!』って言ったんですよ。びっくりしちゃいました。これまで一度も言われたことがなかったんですけれど、何があったんでしょうかね?」と。
お父さん委員会今年度最後の打ち上げの集まりが居酒屋さんであり、年長組のお父様たちを送り出すセレモニーをした翌日のことでしたので、園長としては、そのセレモニーに初めて参加されたお父様方が感動なさったのだとすぐにわかりました。
お父さん委員会は、有志の会ですが、一度参加すると楽しくて仕方がないようで、皆さん、父親であることだけを真ん中に、年齢も仕事も役職も何も関係なく、ただ純粋に父親であることで仲間になり、話合い、酒を酌み交わし、語り合う活動を続けて今年で37年目となる会です。今年度の年長組のお父様方も、よき仲間を得て、子どものために惜しみなく力を注ぎ、子どもたちの笑顔を宝物に、涙涙のお別れ式でした。園長から感謝状をお渡しし、園長としても涙溢れるお父様方のお働きに、おそらくその年少組のお父様も、心に強く響くものがあったのでしょう。美しい言葉を奥様に差し上げることができ、大変うれしく感じた朝でした。これこそが夫婦であり、これこそが幼稚園ならではの親力です。仲間と共に。お父様方、ありがとう。