毎年度、3月に卒園した子どもたち（新一年生）を招待し、7月の土曜日に一年生同窓会を開催しています。今年度も千葉県や弘前市に転出なさった家族もわざわざ車で八戸までおいでいただき、ママたちとも久ぶりに再会。ママたちも別室でおしゃべりしながら、小学校生活を語ってくださいました。いつもですと大好きなひまわりランドで思い切り遊ぶのですが、今年は雨のため園内でスタンプラリーを実施。そのスタンプラリーでも園内を巡り、ポイントの場所で「ま」がつく羽仁もと子の言葉は？の質問に、「まかないたねがいつはえる」の声が響いたり、「とらにつばさ！」「ねていてころんだためしはない！」と、本当によく覚えているな、身体にしみこんでいることに感心しながら少し大きくなった子どもたちの姿に成長を感じた時。その後は集会を持ち、一人一人小学校での係をお話してくれたり、学校ごとに校歌を歌ったりと、ここでも育ちを感じた時に。その学校に一人という場合でも、大きな声で、しっかりと校歌を歌いあげた男の子も。「一人だからまだ馴染めていないけど、校歌が好きみたいで毎晩お風呂の中で歌っているんです。」というお母さんからの言葉に、「校歌が好きなら大丈夫」「かわいい子には旅をさせ」と。人が育つためにはそこに時間が必要であり、我慢して急な坂道も登らなくてはならないのが人生。安心の場所が幼稚園にもあることを、親も子も心に留めてもらえれば。幼稚園は挑戦する子どもたちの安心の基地であり続けたいものです。