子ども時代こそ「本物」に触れる機会を
DATE
2022.6.29
こどもはっちさんのご招待で、『ムジカトウキョウ』によるクラシックコンサートに年長組全員でお出かけ。コロナ禍にあって本物に触れる機会がほとんどなかったことから、おかげさまで年長組全員で素敵な時間をいただくことができました。幼稚園以外の場所にお出かけをすることも、子どもたちにとっては公共性や社会性を育むよい機会に。会場である八戸市公会堂文化ホールは、コンパクトなホールですので、演者が子どもたちのすぐ近くまで来てくださり、ヴァイオリンが奏でる音を、間近で聞かせていただくなど、美しい音を耳だけではなく、身体で聴くことができたのではないかと思うのです。
「本物」と言って思い出すのは、作家曽野綾子さんの子育て。お子さんが小さい時から、年に一度は高級なレストランへ出かけ、「本物」の味、「本物」のサービスに触れさせていたとのこと。高級なレストランと書くと、そこにだけフォーカスされがちですが、高級なレストランだけが本物なのではなく、そこに美しさが備わっていることが大事なのだと思います。それは大人の所作であり、言葉遣いでもあり、人へ対する思いであり・・・。「本物」に触れる機会を作ることができる園でありたい、と思っています。