今年は新型コロナウイルス感染防止のために、郷土に伝わる二つの重要無形民俗文化財である「八戸三社大祭」と「えんぶり」が中止に。幼い子どもたちにとって、お祭りは地域を感じる最初の入口ですので残念ではありますが、なんとかこの伝統をつないでいかねばと、夏はお父さん委員会の皆さんが山車を作り運行していただくことができました。

「えんぶり」は市の観光課に伺い「えんぶり」の映像をお借りすることができましたので、子どもたちと一緒に見た後に年中組は烏帽子を制作し、園内を舞って歩いてくれました。小さい組の部屋も訪れ、腰を入れて烏帽子を揺らし、ジャンギを突き、大地を冬の眠りから覚まさせてくれるような所作に幼稚園にも春がきたよう。

外に出て春探しに出かけた際に見つけた小さな芽にも、春を感じた一日となりました。
コロナウイルスも撃退し、力強い春がきますように。