あれ？何してるのかな？年少組のワークスペースを覗くと、男の子が床に。最近、登園を渋り、母親から離れられずにいた様子を目にしていましたので、今日はこんなふうに自分の気持ちを表しているのかなと観察をしていると…、「ねぇ、起きて、起きて。」と隣に女の子が。するとその様子をクラスルームの方から見ていた男の子が「せんせい～しんでる～」と大きな声が聞こえてきました。ふと視線を戻すと、また一人増えていました。

頭にすっぽりとフードをかぶっているところを見ると、「ボクは皆からは見えないんだ。」「ぼくはいないよ。」と言っているかのように、じっと動かない男の子。そうしているうちに、また一人お隣に…。

おもしろそうだから、私もやってみたい！ということができる場所が幼稚園。そして大人にとっては意味のないことを、やりたいようにできる空間が、幼稚園にあることを嬉しく思った朝。
あれれ？今度はウサギさんが寝てる！

思いもかけず襲ってきたウイルスと共存しなければならない今年度。子どもたちの特権を保障できる幼稚園として、一年を過ごしていきたいと思います。