5歳、6歳の話し合い ~折り合いをつけていくということ~
DATE
2018.6.22
年長組が三つのグループに分かれて、何やら話し合いを始めていました。何についての話し合いかというと、運動会のプログラム最後に行う年長組リレーのチーム名を決めているとか。
毎年、感動の涙を誘う年長組リレー。今年も二つのクラスを三つのグループに分かれて行うことになり、足が速そうな名前を考えているようでした。よく見てみると、誰一人として別の方向を向いている子はいなく、全員が頭を寄せ合い考えている様子が見えます。
自分の思いを皆の中で出していき、いい名前を決めていくのですから、自分の考えを押し付けるのではなく、皆の意見を聞き合い、その中から「いいな」という名前を選んでいくという営み。集団で生きていくためには、自分を押し通すだけではうまくいかず、相手を受け入れる中で折り合いをつけていくことを学びます。
大人でも難しいことを、子どもなりに体験し、体感している子どもたち。少しずつ、少しずつ体験を積み重ねていく中で、獲得している力が調整力。日々の生活の中で、子どもたちは確実に育っていることを感じています。